話したいこと、話せてる?人の話、聞けてる?
19日から実家に帰っています。
実家といっても辛うじて東京都内ですが。
私の父は、単身赴任暦22年、そのうち10年間は海外赴任です。
今回は父が久しぶりに帰国したので
両親と交流でもしようかと思い実家に帰ってみました。
久しぶりに父と母とのやりとりを聞いていると
以前とは違ってかなり客観的に捉えられるようになりました。
我が家では、父のコミュニケーションに対して母が怒ることがよくあります。
今回はその理由がよくわかりました。
父はこの数日、連発していた発言がありました。
「今度写真撮りに行くの。」
昨年8月に生まれた初孫の初節句を記念して
家族写真を撮りに行くことになっていたので、そのことを母に何度も言うのです。
母にとっては
「この間から何度も言ってるじゃない!人の話をほんとに聞かない人ね!」
とイライラする原因になるのですが
でも父が言いたかったのは
「今度写真撮りに行くの(が楽しみで仕方ない、うれしい!)」
てことですよね。
父は感情表現をしたいのに、行動や出来事を言葉として使ってしまうようです。
母はその言葉だけを聞いてしまうので、何度も同じことを言っているのイライラしてしまうのですね。
そう思ってよーく両親のやりとりを聞いていると、全く同じパターンが繰り返されていました。
つまり、
父は感情を伝えたくて行動や出来事を言葉で表現する=母がその言葉にイライラする
というパターンです。
父と母とは、仲が悪いのではなく(と思いたい)、ただコミュニケーションがズレていただけだったのです。
父にとっては、本当に表現したいことが表現できていないし、
母にとっては、相手が本当に伝えたいことを理解しているとはいえません。
こういったコミュニケーションのズレは、人間同士必ず起きるもので
マインドーム理論としてまとめられています。
私はこの理論を知って実践するようになってから
人と話すことに苦手意識がなくなり
あの人のこんなところが怖い
こんな風に思われたらどうしよう
嫌われたくない
といったような考えから自由になることができました。
そもそもコミュニケーションはズレるもので
そのズレる仕組みが理解できたから改善することができたのです。
なんかあの人といるとイライラする
こんな言葉を聞くと落ち込む
なぜか言いたいことが伝わらない
わかってほしいのにわかってくれない
…などなど、思ったことが1度でもあるのなら、
本当に伝えたいことを話せていないし、相手の伝えたいことを聞けていないということです。
思い当たる節、ありませんか?